英語と日本語とポッサムと。海外サイトでのお買い物。
今朝、朝早く目が覚めたらNHK「あの人に会いたい」で金田一春彦先生が取り上げられていました。国文学を専攻した私としてはその著書をたくさん読んだし、お父上の金田一京助先生は母校の講師も過去にされていたので、勝手に身近に思っていたので見入ってしまいました。10分の短い番組でしたが、春彦先生が国語学者を目指す前に作曲家になろうとしていたとか、日本語を調査するために日本各地を飛び回った時の苦労話など、コンパクトに濃密にまとめられて面白かった。出来たら今年か来年の間に日本語教員検定を受けようかと漠然と思っていたので、本気出そうかなあと考えました。かなりの難関だから通信講座でも受けないと合格は厳しいだろうけど。一応学生時代に日本語教員養成講座は修了しているけど、検定も持ってないと使い物にならないらしいし。
話は変って……。
もの凄く大切にしていた帽子を昨年末に無くしました。
それはポッサムの毛が半分以上を占める毛糸で編まれたもので、マフラーとお揃い。なにより軽くて、もの凄く温かい!……実はネオさんにはあまり言いたくないが、元カレが仕事でニュージーランドに行った時におみやげにくれたものでした。元カレがどうしたこうしたは全く関係なく、その保温性に惚れてしまい、冬毎に大活躍!特に髪を短くした今冬は帽子無しでいられずに別のニット帽と交互に使っていたのですが(連続で使うと痛みが早いから)、12月29日に買い物に出かけた後から無くなってしまったのです。立ち寄った先々に問い合わせ、今日も諦めきれずに問い合わせたのですが結局見つからず。
……諦めることにしました、あの帽子は。
つまり別の新しいポッサム帽子を探すことにしました。もらったのはもう10年くらい前になるのですが、当時に比べて今やインターネットで大方のものは手に入る時代です。先ほど検索したらとうとう見つけました!全く同じ柄のを!! この帽子は同じ柄のマフラーと一緒にもらったので、出来れば同じ柄、同じ色のものが欲しかったのです。幸いニュージーランドの国鳥である「キーウイ」が図案化されて編み込まれている伝統柄だったので、今も取り扱いがあったのだと思います。
ところが……英語が全くダメな私なのに、見つけたショップは日本語訳がされていないサイト。う〜ん。これまでも海外のサイトで買い物は数回経験してるんですけど、日本語サイトがあったので間違いもなく、トラブルのリスクも少なくて済んだんですが……おっちょこちょいの私で大丈夫か?と悩む事数分……。他にサイトはないかと探しましたが、ポッサム関連の商品を扱う日本語サイトはあっても、同じ帽子は扱っておらず。結局意を決して、ヨレヨレと情報を入力して発注しました。
大丈夫だとは思うけど……自信無いなあ。
春彦先生のことを番組で観て、日本語の良さとか学生時代の勤勉な頃の自分の心意気みたいなのを思い出した感があったんだけど、日本語だけじゃダメだわ、英語もやり直せ、もうちょっとでいいから……と情けなくなる。せめてDSの「もっとえいご漬け」だけでもやり直すかなあとショボイことを考え出す始末でした。
そんな情けない気持ちのまま、その後しばらくポッサムの事を調べていたらこんなサイトが……。
「ああ、ウェリントン:ポッサムのお値段。」
(↑画像があるわけじゃないけど、内容がかなりショッキングなので注意かも。このエントリが特別で、他はNZライフを綴った素敵なブログです! 念のため。)
ウゲ〜、これ本当? 本当だろうなあ。
知ってたら買わなかったかも。発注しちゃったしなあ。ちょっとショックです。しかし他のポッサム衣料を扱うサイトには「ポッサムはNZでは増えすぎて森林が破壊されているから、ポッサムグッズを購入する事はNZの森林を保護する事にも繋がるんですぜッ!お客さん!!」的な事が書いてあるんだけど。どこの国にも金になると思うと、業者でも無いのにこんなこと平気で出来るようになる人がいるんだなあ……と悲しくなりました。
今までポッサムのマフラーと帽子を身につけると温かさにウットリする位でしたが、明日からは温めてくれてありがとう、という気持ちで身につけたい。なんかちょっと悲しいです。
………まあ、動物園に忍び込んで猿山に花火投げ入れるような輩もいるんだから、人って残忍な部分を持ち合わせてるってことは覚えておかなければならない。当然自分の中にもね。
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