同窓会という異世界
これは私の個人的主観であり、人によってはなに言ってんだ?って事だと思いますが、感じたままに徒然に。
昨年秋頃に小学生の頃(自動的に中学もほぼ同じなので小中ってことになる)の同窓会に誘われたが所用などが入ってしまい欠席。正直それほど出席したいという気持ちもなかったのだが、担任の先生がいらっしゃるという事でお会いしたいなあとは思っていた。その後も時々有志で集まっていたらしく度々のお誘い。しかしこちらも仕事が立て込んでずっと断っていたが、そろそろ断るのもつらくなってきたので途中参加途中退席で参加して来た。
感想としては、自分は少なくとも小さいの通り越して幼い時分の同窓会とかって向いていない人間だってことだ。
そもそも覚えていない。
名前もなかなか思い出せず。いやその場にいた人はいいのだが、会話で取り上げられてダレダレちゃんといわれてもわからない。そして私以外の出席者は今でも小中学校の友人と飲みに行ったりしているらしい……だからってのはあるんだろうが。そもそも酒を飲んでワイワイというのがそれほど好きじゃないし、私。そしてなにより嫌だったのが、会場に入るまでにやり取りされたメールや電話で言われる「楽しみにしている」という言葉のニュアンス。私が忘れているだけかもしれないが、どう考えても接点が薄い幹事担当の男性は私が出向くと表明した段階から、何度も何度も「楽しみにしている」と薄笑いまじりに言っていた。そして約30年も逢っていない隔たりがあり、且つ当時もそれほど親しくないのにいきなり出し抜けに呼び捨てにされ……まあ、先方は一気に当時の記憶に包まれたんだろうけど、昔から単なる同じクラスの人としか思ってなかったので衝撃だった。
そして会場の飲み屋で直接会ってもなんか居心地が悪く、全く心を開いてない自分自身も嫌だったし「あ〜、向いてないわ、飲み会とかこういうの」って思いながら作り笑いをニヤニヤしてました。
先生とも席が離れていてそれほど話せなかったし。
思い出したくない記憶ほど思い出されたのもあったし。
唯一、ある出席者が東電に勤務していて震災以降の仕事の話をしたときはとっても興味深くてもっと話したかった。なのに他の連中から「ほらぁ、こういう人たちが日本を牽引しているからさ〜」とかチャチャを入れられて話が遮られしまって、黙って聞いてろ貴様!と思う程だった。
……まあ、つまり今の話はすんなよって事でしょうか、クラス会だからふさわしくない会話でしょうか、仕事の話は。異業種交流会であったなら良かったのでしょうか? 日頃自分はビジネスとか仕事とか社会情勢とか、そんな事には最小の力量注入で生きているチャランポランな独女が自分だと思っていましたし、今や未来より過去を振り返ってばかりいる後ろ向き人間と自負していたけど、立ち位置変わると全然違って見えるんだってこともわかった。
だからどーなんだよってことだけどさ。
なんかこの件を境に、一つモヤモヤしていた何か、うまく言い表せないけど「何か」がふわ〜って薄くなったような気がする。消えたわけではないしまたモヤモヤ色濃くなるかもしれないけど。
ボケてくると子供の頃の事ばかり思い出すらしいが、その心配はもう少し先かもしれないってだけでも少し安心したかな。
記憶の中には手をつけないで箱の中でずっと大切にしておいた方がいい物もあるんだろうなあ。
あ、ただ同級生の中に4名ほど既に亡くなった方がいると聞いたのには驚いた。事故や事件で亡くなった方もいて……カタギじゃない世界、ダークサイドに落ちて生きている方々もいるらしいです、っていうか、なぜみんなそんなに詳しいんだか。そんな情報どっから仕入れてくるんだよ。こっちは自宅と実家と会社がメインで、時々病院とスーパー、アウトレットかコストコに行くくらい、年に数回山のてっぺん行くくらいな日常なのにさ。なんだかな〜、もう生きる世界が違う気がしてきた、これ書いてて。
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