日本の文化は幼稚? 〜ボストン美術館展とはっぱ隊「YATTA!」
少し前の話になりますが最終日間際の「ボストン美術館展」に行ったのですが案の定入場制限しておりまして……
……その待ち時間で後ろの人が喋っている話。「日本の文化って本当に幼稚になったよね〜ってお友達と話した後に家に帰ったら、家族がAKB総選挙に夢中になっていて、ダンナが一番ヒートアップしていて落胆した」ということを説明していた。
私もAKBには全然興味がない。AKBに大して批判をする程の興味すらない。従って総選挙などどうでもいいのですが、やっぱりすこし日本文化って海外から観ると個性的なのかなとは思う。
ちなみに私は海外に行きそびれていまだに海外バージンです、ウフッ。10年パスポートは使わずに切れました。
こんな私が海外から見た日本文化がアーだコーだ言えないのですよ。
で、ボストン美術館展ですが、とっても良かったです。
目玉展示物といえば「全部」といいたくなる程良かったです。(今後日本各地を巡回するそうですので、関西圏の方々は是非……。)
話題の「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」、そして曾我蕭白「雲竜図」……これらをみて日本の漫画文化をひしひしと感じた人はたくさんいるのではないでしょうか。
ストーリー展開も吉備真備を描いている仕草も、まさにコミックのような「吉備大臣入唐絵巻」。全速力で動いているその車輪や燃え盛る炎の表現など今の漫画に似ている「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」。太く力強い巨大すぎる龍なのに、わら半紙に印刷された分厚い週刊漫画雑誌をワクワクしながらめくって出て来た「見開きの度肝を抜いた構図」を思い出させる「雲竜図」……正統派日本芸術と言われる美術品にチラホラ(またはドーン)と見える「今に受け継がれる独特の子供っぽさ」文化……漫画文化が拡大し現在の「幼稚性」を含む日本文化になったとすれば、これらも源流のひとつなのかもしれません。そもそも幼稚性文化ってなんでしょうね。子供心を持った文化? 子供っぽい文化?
デザイン性で考えると琳派の絵画なんかは幼稚性からは離れているようにも思うけど、デフォルメされて描かれたまん丸の朝顔なんかを観れば、そこに「子供っぽい可愛らしさ」を感じます。
海外から見ても日本文化は幼稚性の強いものなんでしょうかね。「カワイイ文化」などもやっぱり強幼稚性を感じるんですけど、欧米の人はどう思うのでしょうか。
そういえば言葉も……結婚して子供ができると「親」は周囲から「お父さん・お母さん」と呼ばれ、孫が出来れば「おじいちゃん・おばあちゃん」となってしまう……つまり個より、その子供達を基準として呼び名が変わってしまう。日本の精神の中に子供を基準とする文化が垣間見えますが、海外ではちがうのですか?
AKBとは異質なのですが、はっぱ隊というのを知ってますか?
さっきiTunesの中に放り込んだままの曲を見ていたら「YATTA!」を見つけて聞いていました。ネットで検索したら海外でちょっと評判になったことがあるんですね。
このビジュアル? ノリ? 何が外国の皆さんを惹き付けるんでしょうかね。個人的には歌詞が案外良くて好きなんですけど(アレンジがダンス☆マンだしね)。
ばか騒ぎは幼稚だけど、どんな大人もハメを外したくなりますよね。でもこれだけ世界中で踊られちゃったということは、万国共通のソウルフルなものを感じさせるのでしょうか。
世界中で踊られているらしい。おフランスの青年がパンツ一丁で踊っているのがちょっと衝撃的。
観てる人たちが楽しそうなのがとっても良いのです。
さすがにネイビーの皆さんはパンツ一丁は無理だったらしい。
楽しそうで、見ているとこっちが幸せになって元気が出てきます。
……まあどうでもいいことですね。
バイキュ〜。
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