忘れた頃に連絡が
図書館に予約していた本がかなり人気で、もう予約した事も忘れていた頃に「ご用意ができました〜」とメール連絡ありました。しかも2冊。更に借りに出向いた時にもう1冊借りたので、2週間の間に3冊読む。
まあ、大丈夫だろう。
本を増やさないためと節約のため、しばらく図書館のお世話になります。でも問題集とかそういうものは買うしかないけどね。
春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと | |
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池澤 夏樹 鷲尾 和彦 中央公論新社 2011-09-08 売り上げランキング : 4378 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今はこれを読んでます。
何だろう……ルポにしては少し感傷的過ぎる気もするし、エッセイとするには重過ぎる気もする。決して小説ではないんだけど、なんだか小説っぽい感じもしたりして。だからってつまらないのではない。心には響くし重いけど、どすんという重さとも違う。軽いと思って持って歩いていたらだんだんとずっしり重くなってくるというか……不思議な本です。震災を扱っているわけで、決して明るい本ではない。でも冷たく悲しいだけでもなく……やっぱりエッセイなのでしょうか。エッセイなのでしょうね。実際レビューを見ると評価が分かれています。池澤氏は理工学部物理学科を専攻されていたので理系の頭を持った人なんですが、お父上は福永武彦氏ということもあり、書かれる文章は詩的というか……文学一本やりな人には書けない文体を編み上げる方なのです。この本に限らず、池澤作品全般を見ても好き嫌いがかなり分かれるようですね。私の周りには池澤ファンはあまりいないのが悲しいのですが。
そんな私も「マシアス・ギリの失脚」を学生時代に課題で読んだときは、結構苦痛ではありました。今だったらもっと面白く読めるのかな。
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