こんな時だが
免許証の書き換えに来た。
過去に駐車違反をしてるので違反講習付き。余震が度々あるから行くか迷ったけど、もしもまた予想外な事象が起きたらとも思い、出て来ました。あんなに体力を使って疲れてるのに、昨日は食欲が全く無かった。疲れ過ぎかと思ってたけど講習受け終わったら急にお腹が空いた。かかりつけの県立がんセンターは免許センターの前だから、病院内の食堂で食べる事にした。
申し訳ないが、この食堂はいいイメージが無い。入院した記憶も影響してるし、金額に見合ったとは思えないメニューだし…だから、定期外来や検査の時もどんなにおなかが空いても寄らなかった。
入院以来の久しぶりの入店。
カツ丼でも食べるつもりが、メニューに『田町 Sally'sのカレー』なるものがある。800円は少々お高いが、店の名前が冠となってるから間違いなかろう…で、オーダー(と言っても食券は自身で購入)。
店内は誰もいなくて、貸切状態。
そして出てきたのは…
あれま、意外と美味しいそう。そして実際に美味しく頂きました。うーん、でも病院だし、あと50円か100円安いといいな、などと食べていると、急にあの津波の映像が頭をよぎる。
すると食欲がふぅとおさまってしまいました。
同じ空の下に何もかも失った人がたくさんいると思ったら進まなくなった。食いしん坊な私の食欲を奪ったのは地震やそれに関連するショックなんだとやっと気付いた。
図太い自分をこんな風にする程にあの事実の数々は衝撃的なのだ。しばらく食べるのを止めたあと、また食べ始め、綺麗に頂きました。今自分がすべき事は感傷的な分析じゃなく、まず自分がしなければならない当たり前の日常のいろいろ。それから自分ができる事を探すこと。
食べ終わる頃、たくさんの人が入って来た。患者さんとその家族。明日の不安を抱えながら、今の幸せに笑顔を向け合おうとしている人達がここにもいます。
うまく書けないけど、生きるって難しく、単純で、厳しくて幸せだ。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 明けましておめでとうございます。ココログがhttps対応になっていた(2020.01.03)
- 目覚めよの声が...(宮田八郎さんのドキュメンタリーも観たよ)(2019.11.09)
- 夏休み最後の日(2018.07.16)
- だめかもしれない……自分で自分の人生を切り開く(2018.03.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント