占いの話と、なんだか湿っぽい話

去年はH木数子の言う所の最悪の年だった。
大病もせず、大けがもせず、自分を含めた近くの人たちも無事に年を越す事ができて、そんなに恐れるほどの年でもなかったんだろうけど、精神的には近年希にみるきつさがあったように思える。年末に近づくにつれてつらくなってきて、一時は真剣に心療内科とか精神科とか受診しようかと思ったほど。
それが年が明けたらなんだか「パカン！」って感じで抜けてしまった。
やっぱり何かあるのかなあ。
占いを信じるとそれに縛られてしまうと、数年前から占いを参考にしなくなっていたのですが、この気分の切り替わりっぷりをみると、運気だの占いだのもまんざら無意味ではない気もします。とは言え、数子によると今年はまだ去年の最悪の運気から抜け切っていないそうです。しかし西洋占星術では確か１２年に一度の大幸運期のはず。少しは中和されているのかしらん？

さて、今日帰りにふと本屋に立ち寄ったら、映画「毎日かあさん」の予告編をモニタで流していた。小泉今日子は少々老けたけど、なんだか貫禄出ていい感じ。キョンキョン元旦那の永瀬正敏さんがこれまたちょっと老けていて、枯れた感じがちょっとプラスされていました。
12年付き合った元カレは知り合ったころ永瀬正敏さんそっくりだったんだよね。最後の方は岸谷五朗そっくりになったけど。「毎日かあさん」で永瀬正敏演じる鴨ちゃんは戦場カメラマン。ファインダーを覗いてカメラを構える永瀬クンを見たとき、なんとも言えない感じになった。思い出したんだろうな、似てたから。ホントの元カレは今、生まれた街に帰って写真家して、パパさんにもなってるらしい。へ〜、あの女好きでウワウワしてた男が、誰かの亭主になって子供をあやしてるんだぁ……憎たらしいなあ、って言う正直な気持ちだって私にはあるのさ。
かたや私は入院履歴がひとつプラスされただけ。仕事も同じ、生活パターンも同じ。ネオさんとは仲良くやってきているけど、これからどうするつもりなんだろうなあ。不幸せじゃないけど、なんかヤツに負けたような気分がして、でもちょっと安心したような気もして、だけどムカムカする感じもあって……「毎日かあさん」、観たいような観たくないような。複雑な顔をして予告編を凝視するコアラ姐さんなのでした。

脈略もなく...

KANさんの「1989」という曲。13分くらいある長い曲ですが、この中で「今日は僕の誕生日でも電話して来ちゃだめさ」という歌詞があります。
このこと言葉、前の彼と別れてすぐ私から元カレに心の中で贈った言葉。別れた後の女の子といつまでも連絡取りたがる性分の人だったので、自分と縁が切れた後は絶対に絶対に連絡しないと心に誓っていました。向こうから誕生日に電話がかかって、留守電にメッセージが残されていた時も何もアクションしなかった。
だから心の中で贈った言葉なのです。

たまにはこういう年増女のドロンとした話もいいでしょ。
あ、誤解しないように。元カレが未だに好きとかそういう事では決してないからね〜。美しいだけの思い出でもないってことかな。
もし未だ気持ちが残っているとするならば、次は「ロスインディオス＆シルヴィア」の別れても好きな人だな（ふ、古い……。）まあ絶対にない。断じて。