新しいテレビが来る（少し先だけど）

少々古いネタになるのですが、新しいテレビを購入しました。
現在使用しているテレビは98年頃に買ったテレビ（？もしかしたらもっと前かも）ですが、使用に全く問題ないし、そもそもそれほどテレビを観ない人間なので「もう世間が地デジ化しようがなんだろうが、このまんまほっとこうかなぁ」とすら思っていました。CATVに加入しているので、この古いブラウン管テレビでも地上波デジタルの番組が観られているし、BSも観られるので、そんなにピリピリする必要も無かったのです。加えて、節約生活を強いていることもあり、緊急性のない買い物は控えたいという思いもあったのでした。
そして11月も残す所あと数日となったある日、プリンタの使用済みインク廃棄のためヨドバシアウトレットにたまたま出向くと、入り口にはエコポイントが12月から約半分に減るという看板が掲げられ、店内は熱心にテレビを選ぶお客で混雑していたのでした。その空気に触れた途端、あら不思議！ 何となくテレビ買い替えしようかなという気持ちが急に芽生えてしまったのです。そしてこれまたあら不思議、店員さんが別のお客様に勧める為にしているトークが耳に飛び込んできて、そのテレビを見たら「買うならこれくらいの大きさで、こんな機能がついてたらいいな」と思っていたテレビが目の前にすまし顔で3台座っていたのでした。そして店員さんは
「これがイチオシです。もう売れちゃってたんですけど、さっき3台だけ入って来たんです！」
と、最終兵器のようなトークを私に（本当は違うお客様に）浴びせたのでした。
ガーン！これは買えってこと？ でもまだテレビについてそれほど機種検討してもいなかったのに……と思いつつその店員さんに、説明しているお客様を差し置いて「これってブルーレイディスクも内蔵してるんですよね？」
と質問してしまったら、すぐさまその店員さんは手元のマイクで店内放送！
「テレビご案内お願いします！！」
遥か彼方から新たな店員さんがすっ飛んで現れ、
「こちらのお客様です。もう後一押しでお買い上げです！」
「わたくしがご案内いたします。」
と流れるような引き継ぎ作業！
そして私は、一通りの説明を受けた後に購入を決めてしまったのでした。
ちなみに私の隣で最初に説明を受けていたお客様も同じテレビをご購入。このお客様は最初はもっと小さな別のテレビの購入を決め、お会計寸前まで行っていたのに私と同じ上位の機種に変更して購入していました。
来週届きます……三菱REAL 液晶26型テレビ。
普段キリキリと節約生活している私ですが、買うと決めると「宵越しのカネは持たねぇよ！」という江戸っ子張りにドーンと買う性分なので、気持ちが購入に傾いた時点であまり悩まずにツルリと決断してしまいました。
エコポイントやら、既存のヨドバシポイントや購入時についた10％ポイントを考慮すると大体60000円くらいで購入できたことになるので、まあお買い得だったとも思っています。
HD内蔵でちょっと面倒だった録画も手軽に出来そうなので「空から日本を見てみよう」もこれからは録画して観てみよう。
あ、そういえば、ブルーレイついてるけどディスクがない……。
まあ、第一話には間に合わなかったけど「坂の上の雲」をこのテレビで観るのがちょっと楽しみかなあ。
そして長い事私にいろいろな情報を提供してくれた今使ってるテレビさんにも感謝です。観ない観ないと言っているものの、私の娯楽のひとつであった事に変わりはありません。引き取られていくときは一抹の寂しさを感じる事でしょう。お別れまで後数日、その日まで彼女が映し出す映像を感慨深く眺める事にしましょう。