河童をやめて
河童を読もうと思っていたのですが、出だしを少し読んで「?」という感じになったので予定を変更。「氷壁」読書中。
まだほんの最初ですけど、凄く面白い。井上靖作品は「しろばんば」くらいしか読んだことが無かったけど相性良いようです。昭和30年頃が舞台となっているので当時の感じが登場人物の口調などからも感じられます。でも決しておかしなわけではありません。古臭さもありません。「山の小説」と思われがちですが、それはひとつの側面であり、実際にあった「ナイロンザイル切断事件」を軸に企業サスペンス的な要素や、登場人物の思いや感情、交錯する人間関係が濃密に描かれた作品です。
読み始めた日は読むのに夢中になり、危うく電車を乗り過ごしそうになりました。
小説を読んで舞台になった徳沢園に行ったら、今までとは少し違う感じを持つのかな? 残念ながらお天気は期待できそうにないけど、標高1500メートルの上高地でゆっくりしてきたい。もう少し、頑張ろう。
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