序の舞
昔は日本画の良さって全然分らなかったけど、最近は展覧会で日本画を見るのが楽しくて仕方がありません。
10年くらい前にBunkamuraで上村松園展があって母と行ったのですが、その時は綺麗だなあ、凄いなあと感動したものの、それほど面白いとか深くは感動しませんでした。もし今あれと同じ位の上村松園展があったら絶対観に行きたい!丸々1日眺めていても良いと思う。
この前ふとBS点けたら映画「序の舞」やってました。最後の方から観たのですが、どれくらいフィクションなのかなあ、あのストーリー。明治時代にシングルマザー、ワーキングマザーをやってのけた鋼の意志と、技術を持った女性。人間としても魅力に溢れた人なんだろうなあ。晩年に年下の男性に恋をし、失恋し、その後大作の「焔」を書き上げたというエピソードに、凄味を感じますが、普通の女性と変わらないんだという気持ちにもさせてくれます。
魂すべての情熱を掛ける物事がない私は、松園の作品だけでなくその人生にも憧れるのであります。
「天璋院 篤姫」同様、宮尾登美子さんが原作なんだ。読んでみようかな、秋の夜長に。
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