真夜中のグリーンカレー
昨日深夜のこと。
蒸し暑い。
でもお風呂に浸かりたい。
このところシャワーばかりなので湯船にゆっくり入りたいけど、その後の掃除やら汗ダクダク状態やら考えるとどうも面倒なので、夜遅く、近くのお風呂屋に行ってみた。初めて行くお風呂屋だったのですが、番台でお金を払おうとしたら「あと15分で終了だけどいいの?」とおばちゃんに言われた。
どうしても入りたいなあ……と思ったけど、風呂上がりに涼むこともできないのもねえ……と思ってそのまま帰ってきました。
なんだか残念。冷たい牛乳だって飲みたかったのに。もちろん腰に手を当ててね。
お風呂屋少なくなったなあ。
子供の頃は家にお風呂もあったし、他人の前で裸になる(当たり前)のに抵抗があったから行きたいなどと全然思わなかったのだが、大人になってから大きいお風呂が大好きになった。実家のすぐ傍にあったお風呂屋も随分前に廃業してマンションになった。もう一度入っておけば良かった。昔ながらの曲線の瓦屋根だったなあ。温泉ももちろんいいけど大きな湯船に浸かるのが第一に良いの。最近流行のスーパー銭湯も好きだけど、混み過ぎなのがちょっと。女湯なんて洗い場専有されて待つ事もしばしば。素っ裸でお風呂グッズ下げた状況で洗い場待ちするのはいかにも間抜けで嫌なのだ。あれを考えると足が遠のく。普通のお風呂屋でのんびりしたかった。クルマ出して行くほどのことでもないし………
いろいろ考えながら夜道を自宅へ戻る。
なんだかしたい事が出来なかった欲求不満からモヤモヤ感が消えないまま、準備したお風呂グッズを片付けていると、ふと夕飯を食べていなかった事に気づいた。洗濯して実家と電話してたら空腹感も無くなったんだっけ。
野菜室を見れば大量に茄子を買っていた。そうだグリーンカレーを作ろうと思ってたのだわ。
お風呂の代わりに好きなグリーンカレーを作る事とした。
日付も変わる寸前に茄子を切って、しめじをほぐして、ココナツパウダーを溶いて……と行動開始。真夜中換気扇からグリーンカレーの匂いがホワホワと流れていったのでした。
振り返ると日中嫌なこともあったりして、忘れたかったのよね、いろいろ。お風呂屋行ったら嫌な事も流せるかと思ったけどな、と思いつつパクパク食べる。じわじわ汗が出た。嫌な事もじわじわ身体から出て行って欲しかった。
空になったお皿を眺めて、そういえば女性はストレスがたまると辛い物を食べたがるってどっかで読んだのを思い出す。
少々ストレス軽減になったか。おいしいカレーを自分だけ独り占めの幸せと、少し淋しい気持ちの蒸し蒸しの夜でした。
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