ものすごく嫌な気分になることもあるけれど

まあ、人間相手にしている仕事なら、100人100様でひとつとして同じ対応はないと思ってるのね。
凄く嫌な気分になる時もあるの。すぐさま止めにしちゃいたくなる時もある。
そういう時は、もう自分本位になってるのでわからないけど、頭冷やして考えれば原因の全てがその相手のキャラクターに全部ある訳じゃないってことが見えてくる。例えば、自分の体調や精神状態もちょっと悪かったとか、他の仕事も平行してやってたとか、直前にやってた対応もモヤモヤした内容だったとかね。
そういうこと全部丸めて、気分の悪さの原因を相手に押し込めるっていうのは違うのかな？って思うようにしてる。
でもさ、自分も人間だから万能ではない訳で、間違った事も言うし、感情に支配されて相手への態度に出ちゃったりもするのよ。そうしないようにするのがプロだって分ってるから、次の1本はそうならないようにしたいの。完全な対応なんて出来ないけど、数ミリでも数ミクロンでも近づけたいの。

自分が不完全な人間である事を認めれば、結構見えてくる事って多い。不完全な自分を認めたくない気持ちって、きっと相手も持ってると思うの。そういうものをぶつけられちゃうのもきっと今の自分の仕事の一つなんだよね。嬉しくないけど。

ホントのところ、人間はどんな人も人間で同じだよ。私はそう思ってる。肩書きや年齢や外見や能力なんか丸裸にしたところでは同じ、対等。でもやり取りしている中では、同じ人間というラインに立っていても、もう絶対的に心というか魂というか気質みたいなところで、圧倒的に素晴らしい人がいる。やってる事むちゃくちゃそうでも、きっとこの人は凄い仕事をしているんだろうなって思わせる人なんかもいたりする。肌で分るっていうか、声のやり取りで感覚的に感じる事がある。
そういうのを感じた時、すごいなと思う。感じる事ができた瞬間が嬉しいというか、人間とメインでやり取りできる仕事っていうのも悪くないと思うんだよね。

だけど、そういう事を差し引いても、今日は疲れているから緑を見に出かけてきます。
もともと元同僚のMさんとお散歩する約束だったし。本当は少し遠くに行く予定だったけど、都内で緑のある場所へ。お天気がイマイチだけどね〜。

都会のオアシスでどんなおしゃべりするかな？
以前のようにバカ話か、かなりディープで真剣な話か。
努力家で明るいMさんだけど、とても大変な事を幾つも経験してきたのを私は知ってます。だからMさんの明るさがもっと素敵に見えるんだよね。
途中でおむすびでも買って歩こうかね。