佐々成政
先日、会社で同僚と珍しい名前について話してた。「『佐々(さっさ)さん』っていう名前とかって珍しいね〜」なんて。
その帰り、「剱岳 - 点の記」を読んだのが「ザラ峠」で主人公ら一行が遭難しかかるシーン。そのくだりの終わりに語られる歴史上の人物 佐々成政(さっさなりまさ)の「さらさら越え」。
読んでいて思い出した。
松嶋菜々子さんが出演したNHK大河ドラマ「利家とまつ」の終盤で「さらさら越え」の話が出てきた。「利家とまつ」での「さらさら越え」はそれほど心に残ってはいなかったけど(当然、本筋に深く関わるエピソードでもないわけだし)、改めて考えるとハイテク素材もない時代、現代でも遭難するような厳寒の北アルプスを越え、富山から浜松まで行こうとする佐々成政は、もう暴挙としか思えません。それだけ切羽詰まっていたんでしょうけど、お供する家臣もすごい。当時の主従関係とはそれこそ想像できないような強い結び付きだったのでしょう。「結び付き」なんて書くといかにも「愛」や「情」のような温かいものを感じるけど、そこには他人同士の血と血を混ぜ合わせたような、むしろちょっとグロテスクとも思えるような絆を感じてしまいます。「点の記」では佐々成政一行は出発時に120名いたのに、生きて峠を越えたのはたったの7名だったと説明されていました……無謀過ぎる。
一人息子を早くに亡くしていた佐々成政。Wikiには養子をとっていて、その子孫が「あさま山荘事件」を担当した佐々淳行氏であると記載されていました。
納得。姓がそのまま一緒だしね。
珍しい姓ってちょっと憧れるわ。私の本名もダンス☆マンの「よくある名字『斉藤』」くらいありふれてますからね。「伊集院さん」とかって素敵。
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