変な匂いといい匂いの週末

今朝焼いた牛乳パン3兄弟。
手前が一番不格好だけど、味わいのある形になりました。

……うう、胃がもたれてます。
パスタとパンのせい？ このところ胃腸の調子がイマイチなので、加減して食べてるんだが……運動不足なのかも。

そうそう、胃腸に引っ掛けている訳でもないが、「ギンナン拾い」しました。

ホッカイダーネオとの待ち合わせ場所にクルマで行ったら、待っていたネオが
「ギンナンがいっぱい落ちてる！ 拾えないかな!?」
と言うではありませんか。
ネオが言う通り、イチョウの根元に植わっているツツジの間には無数のギンナンが落ちていました。すごい数。
ギンナン大好きなネオは、先日鎌倉の獅子舞の谷に行った時、果肉だけが残され、根こそぎ中のギンナンが拾われているのを残念がっていました。その分も拾おうというのか……？
しかしギンナンは、臭いますからねぇ。
とは言え、せっかくだから拾って行こうかと、クルマに積んであったコンビにの袋数枚を出して来て、手に袋を被せて手袋代わりにして大粒なのを選別しつつギンナン拾いを開始。駅の真ん前ではなくても繁華街でだいの大人がギンナン拾い。通りがかりの人が時々足を止め「あの人達なにやってんの？」とばかり見物されながらも大量にギンナンをゲットしました。
しかし、大変だったのがその処理。
夜になってからネオの家で、果肉を外して洗うという作業開始。
過酷でした。
なんせ、臭い。
飾らずに言おう。その香りは、まさに「うんち」です。
ネオと二人、匂いが少しでも和らぐよう、水にギンナンを浸けて作業しました。
約1時間半で作業終了。
洗い終わったギンナンは1週間ほど天日干しして食べられます。
二人して手をごしごし洗っては、指先をクンクンと嗅いで、うんち臭くないかと確認しあいました。おかげさまで、においも取れて大丈夫です。

話が変わって、いい匂いの話。
先に書きました通り、今日はパンを焼きました。
前々から長時間発酵のパンを焼いてみたいと考えていましたが、偶然先日本屋さんで、私が探していた、長時間発酵のパンを手軽に作れる本を見つけたのです。

少しのイーストで ゆっくり発酵パン

これまで習っていたパンのお教室では、2時間で粉からパンを焼き上げる最も初歩的な方法を教えてもらいましたが、長期に保存できるパンを焼いてみたかったのと、イーストの匂いが少し強い気がして、なんとかならないかな？と思っていたのです。
この本ではタイトル通りに「少量のイースト」だけを使い「低い温度環境で一晩発酵」させて焼き上げるパンを紹介しています。いわゆるシンプルな材料で焼き上げるハード系のパンが主流です。
今回私が挑戦したのは「牛乳パン」。卵とバターを使わず、水の代わりにあたためたミルクでこね、上新粉をまぶして焼き上げます。
外側はバリッと硬く、でも中はしっとりと目の詰まったパンが焼き上がりました。イースト特有の香りもありません。ほんのりとした甘みもパスタの付け合わせに良く合って、パスタのソースやスープに浸して食べました。おいしかったです。

長時間発酵は天然酵母だけかと思っていたのですが、ドライイーストで天然酵母パンのようなおいしいパンが焼けて楽しいです。
次はリュスティックに挑戦したいな。

少しのイーストで ゆっくり発酵パン