ぼんやりと思い出している事
気づいたらもう11月も3分の1が終わりました。
後は年越しまで、坂道を転がるように過ぎて行くのが毎年の常。
やり残した事だらけの今年がまた過ぎて行く。
唯一無謀にもチャレンジした涸沢行き。
未だ旅報告の整理も出来ず、時々画像を眺めては、あの風、あの香り、あの緑……思い出してます。
いつも自分に自信が持てなくて、我慢しているつもりでも、それを越えて、愚痴や泣き言ばかり言う自分が嫌になる。そういう気持ちを抱えながら出発した涸沢。
……森の中で独り黙々と歩くと形にならない答えのようなものに近づく気がした。
日常にいるとせっかく近づいた答えを忘れてしまいそうで、こうして画像を見ては思い出してみる。
季節柄、森ではたくさんのキノコを見た。10種類以上は見たと思う。倒れ朽ち果てた木の幹の上にびっしりとキノコが生えていたり、普通に茂る木肌からキノコがたくさん生えているのもありました。
『このまま独身で年を取っていくんだわ。私は何をしてきたんだろう、何か残せるものはあるんだろうか』と不安で哀しい気分になることもあったのですが、あのキノコの生える様をみていたら、朽ちた木でも何かの栄養になることもあるんだと思わされたのです。私が朽ちた時、周りに何かすこしでも残せたら。何かの栄養になれたら………静かに生きている植物を見て思いました。
森は色々なものを私に送ってくれます。
森の贈り物を受け流さずに、メッセージとして解釈できているうちはまだ大丈夫なんだわ。もしメッセージを受け取っても何も考えず、感じなくなったら危険と自分に言い聞かせてる。自分に残されたものはイマジネーションくらいしか残っていないのだから。
後少しで上高地も閉山。
涸沢小屋は既に11月3日に今年の営業は終了……。
私が渡った本谷橋の小さな二つの吊橋も今では豪雪に備えて取り外され、すっかり冬に支配されているんだろうな。
小さく写るのが私が泊まった涸沢小屋。標高2350m。
途中の本谷橋。この橋の隣にはもっと小さな仮設の吊橋もあり、兄弟のように2つの吊橋が並んでいます。
この沢から先が本格的な登山道で、本当にキツかった!!
« そろそろパンでも…… | トップページ | ピッコロな曲 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 明けましておめでとうございます。ココログがhttps対応になっていた(2020.01.03)
- 目覚めよの声が...(宮田八郎さんのドキュメンタリーも観たよ)(2019.11.09)
- 夏休み最後の日(2018.07.16)
- だめかもしれない……自分で自分の人生を切り開く(2018.03.31)
「アウトドア」カテゴリの記事
- 目覚めよの声が...(宮田八郎さんのドキュメンタリーも観たよ)(2019.11.09)
- 思い出して整理してみる…そしてやっぱり山に行きたい(メモ14)(2017.06.11)
- 新年(2017.01.06)
- 老化ですか(2012.10.27)
- 無償の愛(2012.10.13)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
更紗さん
おひさしぶり
なんか・・あっというまに11月だね
ほんと あ・・・なんてぐらいで
今年もあと残り僅か
なんか久々にあって
たらたら話でもしたいですね(笑)
投稿: エイブ | 2008年11月12日 (水) 18時36分
来年は私も涸沢行きたいです。
ついでに信州そばも食べるぞ。
投稿: J.K | 2008年11月12日 (水) 21時56分
>エイブさん! こんばんは。
すっかり連絡不行き届きの私を許して〜。
というわけで、いつ食事します??
お互いの会社の近い「よ○が」にしましょう。
私歩いて行きますから。
もう、また日にちが過ぎると行けないので、すぐメールします!
投稿: 更紗 | 2008年11月12日 (水) 22時44分
>J.Kさん、こんばんは。
涸沢に行ったら山小屋でおじさまにナンパされました〜。
「涸沢だけで帰るなんてもったいない、オレがもっと上まで連れて行ってあげる」だと。周りのおばさまも「そうよ!いいじゃない」って。
丁重にお断りいたしました。おじさまには相変わらずモテモテの私です。
ナンパ防止のためではないけど、次は絶対テント泊で涸沢にチャレンジしたいです。
涸沢で待ち合わせして会いましょうか(笑)。
投稿: 更紗 | 2008年11月12日 (水) 22時49分