私が山に登る理由
ホントの意味で山登りをちゃんとやってみようと思ったのは、2006年7月に登った大山。
それまでも小・中学校で箱根の早雲山や駒ヶ岳に登ったり、「大菩薩峠」「尾瀬」「筑波山」を歩いた事はあったけど、いつもドロドロに疲れ切って、二度とこんなことするもんか! と思ってた。学校行事や、前に付き合っていた人がとんでもないアウトドア大好き男で、仕方なしについて行ってたところもあり、楽しさなんて見いだせるはずも無かった。
なぜかある時から無性に大山に登りたくなって、挑戦してみて、「なんて苦しいんだ、帰りたい、挑戦した私がバカだった」……と思いながら登ったらすっかりハマってしまいました。
息を切らして、よろめきながら登って行く行程を、私は、今自分が生活している毎日に置き換えて歩いていることが多いのです。景色を楽しむのももちろんですけど、むしろ自分を振り返るための手順が「山登り」の気がします。
それと、今は逢えなくなった人たちのことをよく考えながら登っています。病院で知り合ってお別れした友達だったり、昔仲良しで成長するうちに逢わなくなり音信不通になった友達だったり、亡くなったおばあちゃんだったり……そういう思い出と一緒に登っています。
お遍路さんの気分に近いのかな?
アウトドアだけど私にとってはとても内省的な行為。
とはいえ頂上につけば気分爽快! 下界では絶対に味わうことの出来ない景色が待っていてくれます。たいてい頂上には小さな祠があって、そこにご挨拶をする時は心底自分が素直で真っ白な気持ちになっている気がします。
頂上での美しい景色のご褒美を、自分と、自分と縁を持った友人・知人の魂と一緒に味わいに出かけるのが私にとっての山登りかな。
完全に熟年になってから始めるのはちょっと敷居の高いスポーツなので、今のうちからもう少し慣れて、技術的にもある程度のレベルに達しておきたい。今はまだハイキングの域から脱せるか脱せないかのレベルなもんで……。
あとは、もう少し山登り好きが近くに増えるともっと嬉しいんだけどなあ(嘆)。
« 言ったところで涼しくなる訳もないが(BlogPet) | トップページ | モテモテって…… »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 明けましておめでとうございます。ココログがhttps対応になっていた(2020.01.03)
- 目覚めよの声が...(宮田八郎さんのドキュメンタリーも観たよ)(2019.11.09)
- 夏休み最後の日(2018.07.16)
- だめかもしれない……自分で自分の人生を切り開く(2018.03.31)
「アウトドア」カテゴリの記事
- 目覚めよの声が...(宮田八郎さんのドキュメンタリーも観たよ)(2019.11.09)
- 思い出して整理してみる…そしてやっぱり山に行きたい(メモ14)(2017.06.11)
- 新年(2017.01.06)
- 老化ですか(2012.10.27)
- 無償の愛(2012.10.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント