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2008年6月29日 (日)

平湯・上高地の旅 3

だいぶ時間が空いてしまいましたが、平湯・上高地の旅の最終日です〜。

「平湯・上高地の旅 1」はこちら

「平湯・上高地の旅 2」はこちら

 

2日目のホテル夕食はフレンチのコースでした。上高地で宿泊した清水屋ホテルさんは必ずコースに岩魚のお料理をだすそうです。説明では頭からしっぽまで全て食べられると言われたので、その通り全部食べましたが、ちょっと頭は硬かったかな?


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岩魚です。




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メインディッシュはお肉をオーダー。




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デザートは苺と抹茶のムース。
絶品でした。また食べたい。



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食後のコーヒーで満足感を噛み締める……。




お料理は当然ですが、注目して欲しいのはこの食器。上高地の風景がデザインされたオリジナル食器です。とても綺麗。カップとお皿を買って帰りたかったけど、ちょっとお高くて……。いつかこのお皿に見合う料理を作れるようになったら、絶対に購入しようと思ったのでした。

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レストランの前には、レリーフにもなっていたウォルター・ウエストン牧師の胸像と、彼が残した登山ノートが展示されています。






ホテルには車イスでいらしていた団体さんと一緒でした。
ハンディを持っている方々なのか、ご高齢者向けのホームの方々なのか判りませんけど、介助の方と一緒にとても楽しそうにしていました。上高地は一般車両が規制されているので特別なツアーなのでしょうけど、良い企画だと思います。自分が年をとったときにも気軽にこういったツアーを利用できたらいいけど……商品としては高額なのかも。

その夜は、父の足と腰が随分と痛んでしまい、私は気になってあまり眠る事ができませんでした。

翌朝は今までの雨がウソのように晴れ渡り、まさにイメージ通りの上高地全開。
前日に行かれなかった大正池に私ひとりで出かけることにしました。両親は温泉に入ったり近くを少し散策する程度で待っていてもらう事に。チェックアウトまで時間がないので相当な早足です。ホテルで待つ両親にも気分を味わってもらおうと、途中途中で足を止めて画像や動画を撮りまくる私。早足だけどなかなか距離を消化できませんでした。

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ホテルからの眺め。




「うわー、綺麗」を数えきれないほどつぶやきながらの散策でした 。大量の画像があるのですがしぼりきれないので厳選した物を……



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田代橋からホテルを見ると建物とのコントラストで、雄大さが更に強調。
まさに蒼の上高地。
感嘆のため息ばかりが出ます。



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田代湖に到着。






清らかな水の流れと、穂高連峰の眺めが最高に美しい。
あまり人にシャッターのお願いをしない私も、外国人の方にお願いして切ってもらいました。

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更に木立の中を歩き続けます。









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ときどきこうした水草がたくさん生えています。
スミレも笑ってました。




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大正池手前に広がる「千丈沢」に到着。





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白い砂礫が独特の雰囲気ですが、この砂礫によって大正池はどんどん小さくなっているそうです。




ここまでくれば大正池まではすぐ。チェックアウトの時間が迫っているのでせわしないけど、この風景を見ないままに帰らないで本当に良かったと思います。

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オシドリとカモがお食事中の模様。








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すぐに大正池に到着。




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右手に穂高連峰。






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正面に焼岳。




今までにも凄いなあ〜という景色は見て来たけど、何とも言えない感動に包まれました。
圧倒的な存在感というか、もうなんと表現したらいいのでしょうか。穂高は連なって大きいけど、私にはとても女性的に見えて女神のように思えました。焼岳は男性的で力強くそれであたたかい、まさに父性の山に見える……活火山ですから。雷親父?

両親と一緒に見たかったけど、高齢だし、雨でタイミングも合わなかったし……仕方ないです。だけど見せてあげたかったなあ。せっかくここまで来たのにーッ!(号泣)。
それほど素晴らしい眺めだったのです。

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帰りはもと来た道を戻りました。






撮り損なった分の画像や動画を撮影し、残り時間を考えながら戻ります。
梓川の水の音と鳥の声が印象的でした。途中では湿地帯からカエルの合唱も聞こえて来て……ああ、また来てしばらく滞在したい……と思いました。
動画をたくさん撮ったのですが、両親に説明する為に私のとぼけた解説が入ってしまっているのでアップは見合わせです。


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田代橋に戻ってきました。橋の上からの眺め。水がきれい。







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ホテルの眺めも日差しの加減が変わって、違う印象に。




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小さな橋を渡って帰りましょう。





ホテルに帰ったらチェックアウト15分前。セーフ。
荷物をまとめて帰ります。

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父が私と母を撮影。帰りはなぜか荷物が増える。
若輩の私が荷物持ちは仕方ない……。




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歩いている最中に立ち止まり荷物の事につい喋る両親。








父の足の状態が思わしくなく、様子を見ながらゆっくりゆっくりと歩きバスターミナルへ。
激痛という感じではないようですが、美し過ぎる景色だけでは忘れられないくらいの痛みで、気を紛らわす為にデジカメを貸したりしながら、ようやく河童橋へ。通常の3倍以上の時間がかかりました。

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やっぱり河童橋からの方が穂高連峰が大きく見えますね。



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逆に焼岳は縮小サイズ。



河童橋のたもとにあるお土産屋さんでソフトクリームを食べて一服。
すると母の背中の方から突然バサバサバサッ!という大きな音がして、何かが飛来。なんと山鳩とオシドリが何かもらえると思って飛んで来たのです。突然の羽音に母はビックリして悲鳴をあげていました。

Oshidori
オシドリ。しばらく動かない……。
こんな近くでオシドリ眺めたのは初めてだよ。

 



国立公園内で動物にエサをあげることは禁止されていますけど、この鳥達の様子をみると、観光客が食べ物を与えているとしか思えません。確かにかわいいけど野生動物にエサをあげるのはやめましょう。私たちは上高地の自然の中に少しの間だけ間借りしに来ただけなのです。エサを与えて施しているつもりや、かわいい姿に思わずなんてエゴでしかありません。また、単純に人間の食べる物を野生動物が食べて、栄養的にもいいとは思えません。本当にやめて欲しいです。


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バスターミナルに到着。
さよなら上高地。


またまた安房トンネルをくぐり「あかんだな駐車場」へ戻ります。行きはすっかり雲に覆われていた駐車場も晴れ渡り、ここからの景色も非常に美しいです。無事に待っていてくれたレンタカーと再会し一路松本へ。

安房トンネルをくぐる前に、手前にある展望台にクルマを止めて、岐阜県側の景色にもお別れをします。

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ちょうど雲が切れて槍ヶ岳が姿を見せたので、しばしその勇姿を眺めました。






国道158号線をひたすら下る途中、奈川渡ダムの「梓川TEPCO館」で休憩。展望台に立ち寄っただけですが、人の力で作り上げた施設の凄さを目の当たりにしました。

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ひゃ〜、高い。







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乗鞍に来る時に、初めてここを走った時は予備知識をもっていなかったので本当に驚いた。


運転していなかったら窓ガラスに張り付いて眺める事でしょう(毎回ハンドル握っているので、あまり見られずいつも悔しい思いをしていた。)でんこちゃんグッズをもっと堪能したかったけど、帰りの電車があるので出発しました。

無事に松本駅でレンタカーを返し、15時過ぎ発の特急あずさに乗り帰還です。
父は電車に乗ってからますます足腰の痛みがひどくなってしまい、社内で母に湿布薬を貼ってもらってました。車両に乗客が私たちだけだから良かったが、お尻が見えるくらいの腰の低い位置にまで貼っていたので、だいぶ痛みが強くなっていたようです……(涙)。

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ツアーにおまけでついていた駅弁。







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おいしかった 。




振り返れば、上高地へ行ってからひと月が経ってました。早いです。
私が行った時はまさに新緑で、柔らかな緑に包まれていました。植物の緑と残雪の白のコントラストが目に焼き付いています。食べ損なった 嘉門次小屋の岩魚も食べに行きたいし、もう少し先まで歩いてみたいので、出来れば秋にももう一度訪ねたいなあと思っています。でも結構歩いてしまいそうなので、山歩きが好きな知人が周りにいない私は、次回ひとりで訪ねようかなぁと思案中です。

それと父は病院で予想どおり坐骨神経痛と診断されました。
当日の歩行が引き金ですが、どうやら旅行前にトレーニングと称して長時間歩いていたらしく、蓄積した疲労の上に当日発症した模様です。ひと月が過ぎ、やっと痛みが治まって来た模様。しかし筋力が弱ったらしく膝抜け(突然ガクンと膝の力が抜ける)するみたいで、自身はまだ歩くのが少し怖いみたいです。

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おまけ。
上諏訪駅はホームに足湯があるんですね。




前回、キャプションを一部間違ってしまったり、写真配置を間違ってしまいました。もし地名の示し方など誤りがあればご指摘くださいね。画像は一部時系列に並んでいない可能性があります。

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コメント

トラックバック頂いていたようで、ありがとうございます。気づかずレスが遅れ、すみませんでした。

先ほど「碧ツーリスト添乗員の添乗日誌」拝見いたしました。まだまだ歩き出して間もない私ですので、またお邪魔して今後の参考にいたします。
こちらにもまたいらしてくださいね。

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» アルプスへのお誘い(笑) [碧ツーリスト添乗員の添乗日誌]
ブログ拝見思しました。大変参考になりました。 またおじゃまします [続きを読む]

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