耳を塞いでみると
大した事してないのに、すごく長く感じた、今週。
昨日も会議で遅かったし、そのせいかな?
今日はちょっと用事(あるイベント)があって、会社をかなり早く退社して「某」場所へダッシュ……しかし時間に間に合わなかった。恨めしい気持ちで一杯になりながらトボトボと家に帰りました。恵比寿に会社があったときは、どこに行くにもまあ便利だったけど、今の場所は不便。近いようでいて、すごく時間がかかる。私なんて内勤だからいいけど、外回りのある部署の人は大変だろうなあと思う。
先日購入した任天堂DS。「えいご漬け」ほとんど毎日やってます。単語力とヒアリングはやり出す以前より飛躍的に伸びました。ひどい英語力だったから、ある意味「並のちょっと手前」までは楽に進めるのかもしれないけど。それでも自分がびっくりするほど聞き取れるようになるのはかなり爽快です。
この「えいご漬け」のオートヒアリングをしている最中に、ちょっと止めて音が出ない状況でイヤーフォンを耳につっこんだまま外を歩いてみたら、耳が不自由な父親の気持ちが少しだけ分かりました。父は耳が全然聞こえないわけじゃないんですけど、音を聞き分けられないんです。喋っていても言葉がキチンと聞き分けられないんですって。インナー式イヤーフォンつっこんだまま街を歩いたら、そんな感じが分かった。
年をとっても元気でいる事って、大変な事だなと思う。心まで年寄りにならないように生き抜くって結構難しいんだなと。今までできていた事ができなくなるストレスと対峙しながら毎日を過ごすのは、老いによって体が痛くなったり、病気になったりする肉体的なキツさとともに、心理的にもかなり追いつめられるんだよね。心が追いつめられ切った先は認知症などの症状になって行くのかもしれない。かなり年をとっても、明るく元気なお年寄りとか、現役で働いているお年寄りって、今まで考えていたのよりずっとすごい事なのかもしれないなあ……と思いました。
どこの住宅メーカーだったか、お年寄りに優しい建物を作るために、住宅展示場に行くとお年寄りを疑似体験しながら、お家を見て回る(多分二世帯住居とかでしょう)というメーカーがあったと聞いた事があります。かけるとよく見えなくなるメガネとか、足におもりを巻くとかして見学するんです。そういう体験したら、もっと私のような感覚を強く持つんでしょうね。
私も電車にのったら『えいご漬け』に夢中になってばっかりいないで、お年寄りがいないかどうか、もう少しチェックして乗らなきゃダメね、と反省しました。他人に優しくしましょう、親切にしましょう、の以前に、周りにもう少し目を向けるだけでも自然と優しくなれるんだろうなあ。それすら今の世間は無くしてしまっているのかもしれません。
好きな音楽聞きながら街を歩くと、同じ町並みが違って見えることもあるけど、ヘッドフォンをしているとき、ちょっと音を切ってみてください。いつもと違う、他の事が見えてくるかもしれませんよ。
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