願いはひとつの日
生活が多様化しているから、みんなが一斉に同じことを思う一日は大晦日かもしれません。
「今年もいろいろあったけど、来年はよい年にしたい」
あの人も、この人も基本は同じ気持ち。私も同じ気持ちです。
今年を振り返っていろいろ考えることがありますが、私の中に最も残った一言は、11月にテレビ朝日で放送された「氷点」で主人公・陽子がつぶやく「関わりあっていたからこそ、自分は生きてこられた」の台詞。
憎しみに満ちた家庭でつらさに耐えて来た陽子は自殺という過ちを犯す。そして一命を取り留めたあと、様々な想いを乗り越えた果てに出たのがこの言葉だった。たとえ憎しみであろうと、自分はそれに関わって来たからこそ生きて来られた。自分と関わることがすべて幸せならそれは素晴らしい。でも憎しみであっても、それが人間を生かすこともある、憎しみによってはじめて気づく事もあり、憎しみを受けることでそれをバネにして生きるパワーになることもある……つまり関わることこそに意味があるという言葉。
私は原作を読んでいないので、この言葉が原作に存在するかどうかもわかりません。でもこの台詞を聞いたとき、この物語の凝縮された部分であると思い、感動したのでした。
今年後半は自殺のニュースがたくさんありました。究極の関わりの拒否である自殺。メールの普及に見られるように、人と人がつながりを求めているはずなのに…来年はこのような悲しいニュースは聞きたくないです。
後少しで今年も終了。どのような一年がやってくるのでしょうか。まずは、私が関わって来たすべてのことにありがとう。私がこれから先、関わるであろうことすべてのことに誠実に対していこう…という気持ちで、今年の「お昼寝力」の締めといたします。
皆様が穏やかで、あたたかな新年を迎えられますことをお祈りしています。
ありがとうございました。来年もどうかよろしくお願いいたします。
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