神の宿る植物
神の宿る植物と聞いたら何を思い浮かべますか?
榊とかサワラとか、満開の桜とか……
さっきBS-iでバリ島の文化が紹介されていました。バリでは竹が神の宿る神聖な植物とされているそうです。子供が生まれると竹で出来たナイフで臍の緒を切り、人が亡くなれば竹で出来た船に遺体をのせるのだそうです。番組では信仰とともにあるバリの人々の暮らしを追いながら、「神聖な植物」竹で出来た楽器「ジェゴグ」が紹介されていました。竹で出来たガムランのような楽器です。丸くて優しい音色の木琴と考えるのが近いのでしょうか……でもその情熱的な演奏は聴く者の心を揺さぶります。「神様に聴いていただくため」という趣旨のもと演奏されるそうです。
番組のラストでは、赤ちゃんが生まれて3ヶ月目に行われるバリのお節句の模様を映し出していました。「バリの子供はすべて『神の子』と考えられ大切に育てられるのです。神の子は3ヶ月目に地に足をつけ人間の仲間入りをします」とナレーションが流れました。このお節句では歩けない赤ちゃんを支えて大地に足をつけるという儀式なのです。ぽーっとした赤ちゃんの顔が大写しになり、その周りで両親や親戚がとても嬉しそうに笑っていました。
どの国に生まれても、きっと神の子なのです。神の子は大人になってもきっと神の子なんです。自分の命も体も心も、他人の命も体も心も、すべて、だから、大切で尊いものなんです。
………連日のいじめや自殺のニュースはもう見たくありません。何か大切なことを、大人も子供も忘れてしまってほしくないです。
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