2006年・晩夏の旅 雨の八方尾根(その4・最終章)
「大王わさび農園」のあと「こねこねハウス」でおそばを堪能した私たちは、松本へ向かって走り出しました。そしてようやく松本に着いたのは3時を回った頃。松本城と開智学校を見学したかったので、あわててクルマを駐車場に入れると、ぱらぱらと雨が降る中「松本城」へと向かいました。
入館料を払って中に入ると、平日のしかも閉園時間も迫った頃だったからでしょうか、お客さんの数もまばらでした。以前母と来た時は大変な人で、なかなか前に進まず「ああ、上に登るのにこんなに時間がかかるものなのか」と思ったのですが、人出がなければあっという間でした。天守閣からは松本市街や、今まで私たちがいた方角に山々が見えるはずでしたが、天気が悪いために、そこそこの景観しか望めませんでした、残念。一部改修工事をしていたので、見学できないエリアもありましたが、作業を終えた大工(?)の方が、いきなり屋根にいたり、外から窓枠外して入って来たりと、改修時だからこそ見られたアクシデントもあったりしてそれなりに楽しんでいました。
松本城を後にして、歩いて5分ほどの距離にある「開智学校」も見学しました。入館時間ギリギリで、門を入って入館料を支払おうとしたら思いっきり締まっていましたが『どうか入れてくださいぃぃ』と泣きそうな顔をしたら入れてくれました…ありがとう、受付のお姉さん。
駆け足で見学しました。写真もたくさん撮ったつもりでしたが、ブレブレでほとんど使えません。ここも以前に母と見学しているのですが、やっぱり今回も「こんな校舎ならもっと勉強して、私ももう少しマシな人間になったかもしれない」と、しょうもない事をつぶやきながら見て回りました。で、開智学校を見学した後、日も暮れて雨脚も強くなって来たのでクルマに戻り、お茶でもして、それから帰ろうということになりました。
松本駅前近くまで走り駐車場にクルマを止めて、ガイドブック頼りに良さそうな喫茶店をしぼって訪ねることにしました。で、まず寄ったのは「石井スポーツ 松本店」……ここまで来てなぜスポーツ用品店に行く?って感じですが、以前札幌を訪ねた時にフラッと石井スポーツを訪ねたら、良い掘り出し物に巡り会ったりしたもんだから今回も入ってみました。残念ながら今回は不発でしたけど。
で、しばらく雨の中を歩いて入った喫茶店は中町にある「まるも」。アンティークでとても素敵な喫茶店でした。ここは旅館も経営しているみたいです。私はアップルタルト、ホッカイダーネオは上に生クリームがかかったプリンを注文しました。こういう雰囲気が大好きなので、ゆっくりとコーヒーを頂いてお店の空気を満喫しました。
そして、夜も更けた8時過ぎに松本を出発し帰路につきました。
パーキングで休みながら、ホッカイダーネオと運転を交代しつつ、自宅に着いたのは2時過ぎ。雨は前が見えないほど降っていたのですが、幸い無事に帰還することが出来ました。お天気には恵まれませんでしたが、地元の方々の温かい心に触れ、おいしいものをたくさん頂いてきた旅でした。
そして今度は圧倒される景観と、トレッキングに挑戦するぞ!と決意も新たにした私です………ダラダラと書いて来た旅行記ですがようやく締め、です。
私が見たかった白馬で悲しい遭難のニュースが今日流れていました。山の恐ろしさと山の素晴らしさ、自然を畏れ、敬い、人はなんと小さく弱く、そして挑戦することをやめない生き物なのかな、と思った日に完結といたします。
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写真は松本で発見した手まりモチーフのカラフルなマンホールのフタです。
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