前に立つ人が……
最近、初老の方が電車で自分の前に立つと、少し葛藤する。
理由はいくつかある。
私が疲れている。足が痛かったりすることもある。
譲ったら反対に気分を害するかもしれない。
もしかしたらすぐ降りるのかもしれない。
見た目よりずっと若かったらどうしよう(これは2番目の理由に連動)。
……などなど。
でも結局は、自分の母親や父親のことを考える。
父や母が席を譲られないで、ずっと目的地まで行き帰り立ったままだったら、きっと凄く凄く疲れる。気分を悪くするのを恐れて譲らなければ、もしかしたらこの人はずっと立って行くかもしれない。私が申し出れば、この人は座るかどうか選択できる。申し出なければそのチャンスもなくなる……くるくると思いを巡らせて、どうぞという。時々断られたりするけれど、あまり気にしないことにしている。そしていつか自分が席を譲られる日が来たら、軽いショックを受けつつもその好意を素直に受け取ろうと決めている。
私が申し出た軽い善意は、きっと巡り巡って私の両親のもとに帰ってくると信じて、勇気を持って「どうぞ」と言おう。
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