スーパーと呼ばれるには遠い
それは受付業務終了ギリギリに入電した。
お問い合わせは、入っているはずの書体名が、あるソフト上でリストに現れないという内容だった……と仮定して進行した。というのは、問い合わせしてきた方が、あまりシステムなどに詳しくない方で説明の内容が理解しにくかったのだ。
単純にそのソフトのトラブルならばいいが、書体の問題だったりシステムの問題だったりするとちょっと厄介。電話対応時間は既に終了しているが、窓口の受付時間内に入電したので一定の解決がされるまで放り出す訳にはいかない。みなぎる緊張(だってできれば早く終わらせたいし……)、本当にこの対処策でなおるのかという疑問(だってお客様の説明と私の把握が正確なのかとても不安だし)、それでも『任せてください!きっと直してみせますよ〜ん!』という頼れるオペレータの演技を続けつつ、対処策を繰り出し続ける私。
そして、直せないかもしれない……この時間で修理依頼をしたら訪問できるのかぁぁぁ? と思いつつマシンを再起動、ソフトを起動……緊張の一瞬。
お客様「あ!出てきました!」
私 「え!? 本当ですか! 良かったです!!!」
喜びを分ち合うお客様と私……頭の中には勝利を納めた「ロッキー」のバックにかかるBGMが大音響で流れ、電話対応終了。
………ってこれじゃダメなんだよね。直ったことに喜んでも、私が自信なく対処策を案内していたことが、最後の最後でバレバレじゃん。
スーパー・ヘルプデスク・コールガールへの道は遠い。
今回のお客様をはじめ、ワタクシ共の窓口をご利用いただいているお客様。こんな頼りないオペレータなのに……本当にいつもありがとうございます。お客様にいつも赦して頂いているお陰で、勉強させてもらっています……感謝。
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