引退すべきなんだろうけど
とってもデジタルな業界にいながら実はとってもアナログ人間。
だから向いていないのです。業種的に対人折衝能力が求められるので、かろうじてこの仕事を続けられるのですが、こうもサポート対象商品(ソフト、周辺機器、サーバ関連、ネットワーク関連、色味……)の守備範囲が広くなってくると、もう覚えきれないのです。最近は対応時間が長引いてしまい、自分の脳みその範囲から考えても引退勧告を受けている気がします。もっと若くて脳細胞がピッチピチの若いのをつれて来て座らせた方がいいのだよ、きっと。職場にはコンピュータ大好き、Mac命、OSX愛みたいな人がほとんどで、そういう面からも肩身が狭いし。キーボードはすごい勢いで打てるけど本当は万年筆を使って紙に字を書くのが好きだし、わからない言葉は辞書を繰るの方が好きだし……確かにパソコンは便利で、楽しい魔法の箱で、WinよりはMac愛だけど……。
そんな自分がどうしてこうも長期間にわたって、この職場に座って来られたのかと、割と結構考えるんですけど、いつも行き着く答えはひとえに電話を介して対している相手の力になりたいなあって、そう思うからなんですよ……。いい人ぶって聞こえるかもしれないけど、この気持ちだけで仕事を続けて来た感はあります。奉仕色が強い職場なんですよね。もし営業だったらダイレクトに数字が絡むだろうし、実際のフィールド修理でも部品代とか対応時間とか、いろいろ考慮にいれないことがあるわけで、そういう意味では電話サポートってボランティア活動にかなり近いところにいるかもしれません。だけど会社員な訳で、この奉仕労働をお金に結びつけなくちゃいけない……って最終的に何を書きたいか忘れたけど……まあ、いろいろなことに息切れ状態.そう言い続けて早数年……。
いや、さすがに昨日は課員が数名休んだり研修でいなかったから、回線があふれかえってボロ雑巾状態……。帰りがけに隣の席の同僚(社歴的には先輩で年齢は私より若い)とお茶して帰って、毒を吐いて、それだけじゃ飽き足らず、前に一緒の部署だったフィ−ルド修理の部署を訪ねたら、また社員が残っていて、世間話をして来ただけだけど、ちょっと勇気をもらって帰りました。
誰だって、仕事なんかしたくないけど、まあ生活守るために、愚痴を8割減らして仕事してんのよね。
いやわかってますよ。自分だってそうだしそうじゃないと生きられないし……。
そして元気を出せるだけの心のスペースを生成して帰ったのです。
こんなヘタレな私を許してくれる周囲の皆さん、ありがとう。
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