気になっていた
もうしゃがんだりするの苦手なんで、しばらくは無理だと思うけど、またやってみたいのは弓道。
学生の時、少しだけ習っていたのです。掛けも買ったんだよ・・・あ、掛けっていうのは、弓の弦を引く時に付ける革の手袋の事。鹿の革でできていて結構高価なんです。大学生の時に足に腫瘍ができたのが分かって、入院手術の始まりだったの。それがきっかけで辞めちゃった。続けていたらよかったなあ。
弓道で使う言葉って、日常でもよく使われるんです。その中で私がいつも気になるのは「はず」という言葉。
『そんなはずないじゃない!』の「はず」。漢字では「筈」。よく最近では「はず」をカタカナで書いているのを見かけて、変な感じがする。だってカタカナで書くと「ハズバンド」の略みたいなんだもの。なんでカタカナにするんだろ。外来語みたいに感じるのかな・・・?
「はず」とは弦を矢に引っ掛ける為に、矢のお尻に付いている溝の部分のこと。筈が欠けたりしていると弦が引っ掛からないので、矢を射ることはできなくなってしまうのです。戦場でこれに気付いたりしたら大変! まさに『そんな筈ない!』って事になるわけです。
それから手の内っていうのも、弓道から来ている言葉。矢を思い通りの的に当てる為には、弓を支える手の平の具合がとても重要なんです。弦がちゃんと弧を描いて、反対側に返るように握らないとダメなんです。その手の握りを「手の内」と言います。『手の内を見せる』ってあれです。
最近年のせいだか、日本のことばに敏感になりました。
ことばは仕事柄、とても気をつかっているんですけど、やっぱり丁寧なことばって素敵だと思います。もちろん気のおけない友達と話す時は、かなり崩れた口ぶりですが(笑)、場をわきまえた言葉遣いは自分の事を守ってくれることもあるわけです・・・ってはっきり言えば、クレームになりそうな雰囲気も的確なことば遣いにより、うまく切り抜けられることもあるし、変なことば遣いでもしようものなら「口の聞き方がなっていない」といきなり爆発することもあるんですよ、実際。
言霊とはよくいったものです。口先だけということもあるけれど、身体から発せられる声には、その主の心が映って相手に届くのかも知れません。
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