指揮者:大植英次さん
少し前の「情熱大陸」を観て偶然、知ってしまいました。
指揮者としても人間としてもすごい! 感動です。
高校2年生の時には女子しかいない「女クラ」(女子クラスの略)だったんだけど、これが行事の度に熱くなって、ダラダラ好きの私には結構苦痛だったりもして…合唱コンクールが毎年あって、朝練だ放課後も練習だとかなり歌っておりました。コンクールも目前の音楽の授業のとき、先生に見てもらって、最初は『ここはこのほうがいい』とかチマチマとダメ出しをされていたのですが、面倒になった先生は『ちょっと私が指揮するから』といって、指揮役の子を置いて指揮棒を取ったのです。あのときの感動はすごかった。多分全員がそう感じたでしょう。指揮者の力を思い知らされた。指揮する人間が替わるとこうも変わるのか? その『表情』から曲への感情移入がコントロールされ、正確に振られる『指先』からリズムの変化を、大きく小さく揺れる『腕』から強弱を認識し、今までこんな風に歌った事無かったという合唱が生まれたのです。歌い終わり、ピアノの最後の音が消えたとき、全員が「うぁあああ〜」と叫んだのを覚えています。本番なら良かったのにね…コンクール当日の結果は、僅差で3年の女クラに優勝を持って行かれてしまいました。
もとい、大植さんですが、その指揮のスタイルがとにかく情熱的。悲し気な曲調の時は泣きそうな顔で、楽しい時は観客の方にまで体を向けたりと、体中で音の感情を表現し、演奏者をグイグイ引っ張って行く。耳は正確にすべての楽器の音を聞き分け、狂いがあれば的確に指示をし修正する。そして、演奏する曲のスコアをすべて暗譜しているというから驚きです。過去に指揮の最中、同じフレーズが延々と続くところで、どこまで演奏しているかわからなくなるという失敗をしてからスコアに頼っていてはダメという事になったそうです。どうやって覚えるのでしょうね…私なんて新しいソフトやOSが出るたびに覚えられず困っているというのに。さらに各国の施設や学校などを回って、無償で演奏するなどのボランティア活動も行っているそうです。いつ寝てるのだ?
なんだかこんなに濃厚に人生を送っている人の事を聞くと、本当にすばらしいと思い、そのすばらしさをずっと周りの人間に伝えてほしいと思うのです。反面、奇跡のような人の人生が太く長く続いてほしいと願わずにはいられません。人間全体にとっても大切な人なのです。偉業の陰にきっと想像できないような努力や忍耐や辛い経験がある…自分にはそんな苦難を超えようなんて気がないから大成できなかったんだろうし…とにかく、体に気をつけて、その音楽のすばらしさと、生き様を多くの人に伝えてほしいと思います。
機会があったら聴きに行きたいなあ。
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