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2006年9月20日 (水)

2006年・晩夏の旅 雨の八方尾根(その1)

9/11 会社を7時半を回ってから退社した私は、途中でおにぎりを買い、急いで家に戻りました。夜のうちに出発して、白馬村 八方尾根下の無料駐車場までたどり着きたかったのです。そして出発前に、しばらく空ける家の畳とソファに掃除機をかけたかった……ダニ対策(号泣)。
今回も同行してくれるホッカイダーネオも家にやってきて、掃除機をかけてシャワーを浴びた私は11時少し前に出発。一路長野へ……と言ってもまずは中央道に乗るまでが一苦労。私の愛車にはカーナビという文明の利器は付いていないため、地図をぐるぐる回しながらようやく中央道の入り口にたどり着きました。はじめは気分も高揚していたので、すぐにでも到着できそうな気分だったのですが、これまでのキツい仕事が祟ってかなかなかペースが上がらず。しかも雨脚は断続的に強くなり、カーブと大型トラックの多い中央道の深夜ロングドライブはなかなかキツい物でした……。ようやく豊科出口を降りたのが既に2時を回っていて(予定なら2時に到着しているはずだった)、目的の八方尾根無料第二駐車場に到着したのは午前4時過ぎ。サイドブレーキを引いて、エンジンを切ったと同時にシートを倒し、速攻寝入ってしまい何も覚えていません。
クルマの屋根を打つ雨の音と寒さで目が覚めたのが6時頃。まあ、見事に大雨です。それでも諦めきれない私は、7時を待って近くのローソンに行き、割引ゴンドラ・リフト券を購入しようかどうか真剣に迷い、無理だと自分に言い聞かせ、それでも諦めきれずにゴンドラ乗り場まで徒歩15分かけて歩きました……だってだって、こんなに苦労して到着したのに。無情にも雨はひどくなるばかり。山はほとんど見えず、中腹にあるはずの長野オリンピックジャンプ台ですらほとんど見えない状況でした。しばらくの間、うらめしくゴンドラのワイヤーを眺めた後、「やっぱり…無理だわな」と思いクルマへ戻りました。まだ眠っていたホッカイダーネオを起こし、駐車場脇にあった「第一郷の湯」併設の無料足湯にしばし浸かる。P1000044完全に雲の中にあって見えない山々をうつろな目で眺めつつ(左写真がその景色)、この有り余った時間をどうしようかと考えました。 しばらくするとうら若い女の子が二人、足湯に浸かりにやってきました。おしゃべりを聞いていると関西出身の様子。話しかけると京都からやってきたのだそうです。「昨日は雨は降らなかったので、ゴンドラで上までいったけど何も見えなかった」とのこと。やはり無理か……と内心まだ諦めていなかった自分に驚きつつも、足湯を後に。この時点でまだようやく9時半を回ったところ。どこかを観光するにしてもこの天気とこの時間だ、どうすりゃいいのじゃ!
地図を眺めいろいろ考え、頭も目も覚めきっていないとのことでひと風呂浴びることにする。唯一、10時から開くという「倉下の湯」へ向かった。
地図を頼りに悪天候の中、ゆるゆると進み、ようやく倉下の湯へ到着。10時きっかりで、1番湯だ。お風呂場には誰もいなかった。このお湯は鉄分を多く含む様で底が見えないくらいの黄土色。源泉掛け流しでものすご〜く気持ちよかった。ロケーションもかなり開放感があって最高の気分です。浴槽の半分までは屋根がかかっているので、雨にも当たらず極楽を堪能。そのうちに地元の「お母さん」と思われる方たちがドヤドヤと入ってきました。「今日は寒いくらいだから、温泉が気持ちいい」「ついこの前までは暑くて入っていられんかった」楽しそうにお喋りしている。ニコニコと聞いてしまう。仕事をたくさんしてきたというお顔のお母さんたちは何とも頼もしくて優しくて、いつまでも元気でいて欲しいなあと思いつつ一足先にお風呂から上がりました。「倉下の湯」は今まで私が入った温泉の中で5本の指に入るくらいいいお湯でした。
そしてクルマに戻り、う〜ん、次はどうしましょう。雨はひどくなるばかり。
少し足を伸ばして、小谷村(おたりむら)にある「塩の道」に行くことにしました。通常ならもちろんハイキングをしながら楽しむ道なんですが、この雨で無理。でもこのコースは平行して国道が走っているため、ポイントポイントでクルマを降りて見学をしようということになったのです。
雨ではありますが、こんなのんびりとした風景と出会うと癒されます。Img_0420Img_0421 ほんとならこの道沿いには湧き水があったり(写真のように沢なんかも流れている)、石仏群があったり見所が豊富なんですが、時折土砂降りになる空模様では、ここ!と思ったところで写真を撮るのが精一杯。
のろのろとクルマを進めていると、昔海のない長野に、牛に塩を持たせ運んできた「牛方」が牛と一緒に泊まった「牛方宿」を見学。
入館料を払おうと受付にいっても誰もおらず、置いてあった鈴を振ると置くからお母さんが出てきた。一人300円を支払い、戸を引いて入ると中に囲炉裏があり、赤々と火が燃えていた。さっき入館料を払ったお母さんとそのお友達と思われるお母さんがお茶を飲みながら話している。タイムスリップしてどこかのお宅に迷い込んだようだ。Img_0427 すっかり囲炉裏の写真を撮り忘れて染ましました、不覚。画像は室内の様子。すみませんぶれてます……。お母さんたちの世間話を横に室内を見学。築200年の建物はがっしりとして豪雪に耐えてきた歴史を感じさせます。また窓の外にある田んぼや野の花が何ともいえずかわいらしいのです。古い家独特のどこか懐かしい香りをききながら、見学していると、お母さんがお茶を出してくれた。しばし世間話に参加。この前の冬はとても寒かったし雪が多かった、今年の夏の湿度は本当に高くてキツかった……地元ならではの話題から、これから泊まるホテルの評価、おいしいおそば屋さんの話など、しばし楽しいひと時。
肌寒かったので囲炉裏のほのかな暖かさはゆっくりとじっくりと、心まで温めてくれました。

牛方宿をでると、話題に上ったそばで頭が一杯。という訳でおそばを頂くことに決定。紹介された「ふるさと」というお店に向かいました。(続く)

 

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